このドキュメントの対象ユーザー
管理者・運用者
QDIC の運用者として、組織のデータ資産を効率的に管理し、適切に活用できる環境を整備する重要な役割を担います。運用者として必要な知識と実施すべき業務について説明します。
運用者の責任と権限
データガバナンスの維持
QDIC の運用者は、組織のデータガバナンスポリシーに従って、QDICに登録されるアセットのメタデータについて以下の責任を負います。
- メタデータの品質維持
- データの正確な説明が記載されているか確認
- 更新頻度や最終更新日が適切に管理されているか監視
- 用語の統一性を確保
- セキュリティとコンプライアンスの確保
- データの機密レベルに応じた適切なアクセス権限の設定(そもそもアセットの存在を知られて良いかどうか、など)
- 個人情報や機密情報の適切な管理
- 利用規約の整備と遵守状況の確認
- その他
- 問題のあるデータセットの特定と対応(重複データのチェックなど)
ユーザー管理
組織のメンバーが適切に QDIC を利用できるよう、以下の管理を行います。
- アカウント管理
- ユーザー登録・削除
- 部門やロールに応じた権限の設定
- アクセス権限の定期的な見直し
- 利用者サポート
- 基本的な問い合わせ対応
- 利用方法の案内
- トラブル時の一次対応
管理業務の全体像
ここで挙げる定型業務はあくまでも一例ですが、想定される業務を記載します。
日次業務
- ユーザーからの問い合わせ対応とメタデータの更新
- ユーザーの新規登録
週次業務
- 新規登録データの確認とメタデータ入力
- 重要データセットの更新状況確認
月次作業
- メタデータの品質チェック
- アクセス権限の棚卸し
- 利用状況の確認