この機能を使用できるユーザー
アセットグループは、QDIC内のアセットを論理的にグループ化する機能です。この機能により、アセットを効率的に管理し、適切なアクセス制御を実現できます。アセットグループは以下のような場面で有効です:
システム単位での管理
同一システムから取得したアセットをグループ化します。
データガバナンス
公開前のアセットの管理のためであったり、データスチュワードによるメタデータ入力の作業範囲の明確化します。
アクセス制御
ユーザーグループの機能と併用して、グループ単位(部門やプロジェクト単位など)でのアクセス権限設定に利用します。
具体的なグループ作成例
ここでは単純なケースとして、管理用と公開用の2つのアセットグループを作成する場合を説明します。
管理用アセットグループ
管理用アセットグループは、Metadata Agentで取得したアセット、もしくはCSVで登録した全てのアセットが含まれます。データスチュワードは、このアセットグループのアセットに関するメタデータを編集することができ、必要に応じて編集し終えたアセットを手動で公開用アセットグループに入れます。
公開用アセットグループ
公開用アセットグループは、QDICに登録された全ての人が閲覧できるアセットが含まれます。
設定方法
上記2つのアセットグループをこれから作成します。
- サイドバーから設定画面に移動し、左メニューの組織管理にあるアセットグループを選択します。
- メインエリアの右側にある、+新規追加するを押して新しいアセットグループを追加画面に移動します。
- アセットグループ名欄に「管理用」と入力し、アセットグループ設定の項目で既存かつ将来新規に追加される全ての子アセットを自動でアセットグループのメンバーとするにチェックを入れ、新規作成するを押します。
- 同様に、アセットグループの画面で、+新規追加するを押して再度新しいアセットグループを追加画面に移動します。
- アセットグループ名欄に「閲覧用」と入力し、アセットグループ設定の項目で選択したアセットのみをこのグループのメンバーとする(デフォルト)にチェックがあることを確認し、新規作成するを押します。
- 2つのアセットグループが作成できていることを確認します。
なお、アセットグループ設定について次の通りです。
選択したアセットのみをこのグループのメンバーとする(デフォルト): 例えば、新しいテーブルアセットが既存のスキーマアセット配下に追加された時、設定したアセットグループには自動で追加されません。 既存かつ将来新規に追加される全ての子アセットを自動でアセットグループのメンバーとする: 例えば、新しいテーブルアセットが既存のスキーマアセット配下に追加された時、設定したアセットグループに自動で追加されます。 |
※ 本例では、基本的に後から追加されるアセットは、管理用アセットグループに自動的に追加されるようにする、という方針に基づいていることになります。
アセットグループIDの確認
- 作成したアセットグループを選択します。
-
アセットグループを編集画面に表示されたアセットグループIDを確認し、控えておきます。
*後のCSVファイからアセットを登録するで利用します。
Metadata Agent構築時のパラメータやCSV登録時にアセットグループIDを登録することで、Metadata Agentが収集したアセット・CSVで登録したアセットは、先ほど設定したアセットグループに割り振られるようになります。