この機能を使用できるユーザー
通知の送信で実現できること
アセットおよびメタデータについて作成、更新、消去など、カタログに何らかの変更イベントが発生したとき、QDICはユーザーにそのイベントが発生したことを、アラートとしてユーザーに対し自動で通知します。
通知の送信は、このアラートを自動送信するときの通知ルールを管理する、QDICの機能です。
通知の送信画面から以下を実現できます。
- 新規通知ルールの作成
- 既存通知ルールから複製してルールを作成
- 既存通知ルールの編集と削除
通知先のユーザーは、ホーム画面から「通知センター」ドロワーを開き、[アラート]をクリックして通知を確認します。
通知ルールとは
通知ルールとは、以下を設定したものをいいます。
- 通知先のユーザー
- 通知の条件
通知先のユーザー
QDICが通知を送信する対象のユーザーです。複数のユーザーを設定できますが、ユーザーグループの設定はできません。
通知の条件(トリガー)
変更イベントを発生させる条件は、以下の3つ項目によって決定されます。
- トリガーオブジェクト
- トリガーアセットの範囲
- 通知条件
QDICは、トリガーアセットの範囲
に指定したアセットで、トリガーオブジェクト
に通知条件
のイベントが発生した場合、通知先のユーザーに自動でアラートを通知します。
トリガーオブジェクト
変更イベントの対象となるオブジェクトを指定します。
アセット自身
対象がアセットの場合に選択します。
DBメタデータ
対象がDBメタデータの場合に、以下から選択します。
- 全てのDBメタデータ
- 論理名
- 概要
- DDL内のコメント
- DDL
- ルールタグ
- マニュアルタグ
- 統計情報 - レコード数
- 統計情報 - サイズ
BIメタデータ
対象がBIメタデータの場合に、以下から選択します。
- 全てのBIメタデータ
- 物理名
- 論理名
- 概要
- DDL内のコメント
- DDL
- ルールタグ
- マニュアルタグ
- 外部タグ
- 外部オーナー
プロパティ
対象のカスタムプロパティを選択します。
トリガーアセットの範囲
変更イベントの対象となるアセットの範囲を指定します。
全てのアセット
カタログの全アセットを範囲とします。
指定のアセット
カタログから特定のアセットを指定して範囲とします。1つのトリガー条件に複数のアセットを指定できます。
指定タイプに関するアセット
アセットの種類を指定して範囲とします。1つのトリガー条件に複数のタイプを指定できます。
- スキーマ
- テーブル
- カラム
- BIグループ
- ダッシュボード
- シート
通知条件
トリガーオブジェクトによって設定できる通知条件が異なります。
トリガーオブジェクトがアセットの場合
- 作成される
- 削除される
- アーカイブされる
- アーカイブが解除される
- 消失する
- 復元する
トリガーオブジェクトがアセット以外の場合
- 更新される
通知の送信へのアクセス
ナビゲーションパネルから設定アイコンをクリックし、[通知の送信]»[タスクの自動化]を選択します。通知の送信画面が表示されます。
通知の送信画面の操作
通知ルールの作成
通知の送信画面右上の〈新規追加する〉ボタンをクリックして、 「通知ルールの新規作成」ダイアログボックスを開きます。
- [タイトル]フィールドに任意の名称を入力します。
- [通知先のユーザー]フィールドに、ユーザー名かメールアドレスを入力してユーザーを検索し、通知対象のユーザーを選択します。1つのルールに複数のユーザーを設定できます。
- [もし]から[トリガーオブジェクト]、[トリガーアセットの範囲]、[通知条件]を選択し通知の条件を設定します。
- 〈条件を追加する〉ボタンをクリックすると、最初に設定した条件に対して[または]となる通知の条件(いわゆるOR条件)を設定できます。1つのルールに複数の条件を追加できますが、いずれも「または(OR)」となることに留意してください。
注意 「かつ(AND)条件」は設定できません。例えば、「全てのアセットで論理名、または(OR)概要が更新される」という条件は設定できますが、「全てのアセットで論理名、かつ(AND)概要が更新される」という条件は設定できません。 - 〈保存〉 ボタンをクリックし、作成した通知ルールを保存します。ダイアログボックスは閉じられます。
通知ルールの編集
通知の送信画面から、編集する通知ルール名に対して、以下の操作を行います。
- 編集する通知ルールの表示枠の右をクリックして操作メニューを表示し、[編集]を選択します。「通知ルールの編集」ダイアログボックスが表示されます。
- [条件]を編集します。
- [トリガーオブジェクト]、[トリガーアセットの範囲]、[通知条件]を変更できます。
- [通知条件]右の[×]をクリックすると、条件を削除できます。
- 〈条件を追加する〉ボタンをクリックして[または]となる通知の条件(OR条件)を設定できます。
- 〈保存〉ボタンをクリックし、編集された通知ルールを保存します。ダイアログボックスは閉じられます。
通知ルールの複製
通知の送信画面から、複製する通知ルール名に対して、以下の操作を行います。
- 編集する通知ルールの表示枠の右をクリックして操作メニューを表示し、[複製]を選択します。「通知ルールの新規編集」ダイアログボックスが表示されます。
- [タイトル]フィールドに新しい名称を入力します。
- 必要に応じて、[通知先のユーザー]、[条件]を編集します。
- [トリガーオブジェクト]、[トリガーアセットの範囲]、[通知条件]を変更できます。
- [通知条件]右の[×]をクリックすると、条件を削除できます。
- 〈条件を追加する〉ボタンをクリックして[または]となる通知の条件(OR条件)を設定できます。
- 〈保存〉ボタンをクリックし、複製された通知ルールを保存します。ダイアログボックスは閉じられます。
通知ルールの削除
通知の送信画面から、削除する通知ルール名に対して、以下の操作を行います。
- 削除する通知ルールの表示枠の右をクリックして操作メニューを表示し、[削除]を選択します。「通知ルールの編集」ダイアログボックスが表示されます。
- 削除確認のダイアログボックスが表示されます。
- 〈確定〉ボタンをクリックし、指定した通知ルールを削除します。ダイアログボックスは閉じられます。