このドキュメントでは、私の担当ステージ画面でのドラフトのステージ間移動の仕組みについて説明します。
※ドラフトの移動先の具体的なステージは、管理者が定める運用ルールに従ってください。
この説明の対象ユーザー
このドキュメントでは、ワークスペースでメタデータライフサイクルマネージャが有効化されている場合に利用できる機能や操作の説明を含んでいます。
自分のワークスペースでのメタデータライフサイクルの有無については、管理者に問い合わせてください。
ステージの種類
パイプラインには処理の段階に応じてステージが設定されており、以下の種類があります。ただし、私の担当ステージ画面に表示されるステージは、自分が担当するステージのみであることに留意してください。(つまり、すべてのステージが画面に表示されるわけではありません。)
1番ステージ
担当者は、1番ステージにあるドラフトから、次のステージに進めるドラフトを選択します。
2番~最終の1つ前のステージ
管理者がパイプラインに追加したステージで、順序は常に2番~最終の1つ前です。
ここに位置するステージには、担当者がメタデータ編集を処理するための処理ステージと、担当者がドラフトを審査するレビューステージがあります。
- 処理ステージの担当者は、私の担当ステージ画面からドラフトを開き、管理者が編集を許可したメタデータを直接編集し、次のステージに進めます。
- レビューステージの担当者は、私の担当ステージ画面からドラフトを確認し、次のステージに進めるかを審査します。差し戻す場合は、ドラフトを前のステージに戻します。
最終ステージ
最終ステージは、ドラフトの公開を審査するステージで、担当者が操作できる最後のステージです。担当者は、最終ステージにあるドラフトを審査し、以下のいずれかのステージにドラフトを進めます。
- ドラフトを承認し内容を公開するときは、ドラフトを公開済みステージに進めます。公開済みステージに移動したドラフトの内容は、直ちにカタログに反映されます。
- ドラフトを却下するときは、ドラフトを却下済みステージに進めます。却下済みに移動したドラフトの内容は、カタログに反映されません。却下したドラフトを復旧して再審査することはできません。
特別なステージ
公開済みステージ
私の担当ステージ画面には非表示のシステム定義ステージで、最終ステージの次に相当します。公開済みステージにドラフトを進めると、ドラフトの内容は直ちにカタログに公開されます。公開後は、変更内容を元に戻す(ロールバック)することはできません。
却下済みステージ
私の担当ステージ画面には非表示のシステム定義ステージで、最終ステージの次に相当します。却下済みステージにドラフトを進めると、ドラフトの内容はカタログに公開されず破棄されます。却下後は、却下したドラフトを復旧して再審査することはできません。
ドラフトを他のステージに移動
担当者は、自分が担当するステージに存在するドラフトの変更内容に関する操作(変更内容の確認や編集、審査)を行います。操作完了後、ドラフトを前、または次のステージに移動させます。
ステージの順序と私の担当ステージ画面の並び順
例えば、パイプラインのステージが以下の順序で設定されているとします。
1番・ステージング→2番・メタデータ編集→3番・メタデータ審査→最終・最終レビュー
担当者Aには、1番・ステージング、3番・メタデータ審査、最終・最終ステージがアサインされているとします。このとき、担当者Aの私の担当ステージ画面には、以下の通り表示されます。担当者には、ステージの順序番号が表示されないことに留意してください。(私の担当ステージ画面では、ステージの順序番号を示すアイコンは非表示です。ただし、最終ステージを表記するアイコンは表示されます。)
ステージング→メタデータ審査→最終レビュー
直前直後のステージへの移動
ドラフトの移動先ステージを指定するアクションバー(灰色のバー)には、移動するステージに該当するボタンが表示されます。(ドラフトの変更内容によっては、ボタンが表示されない場合があります。)
- 直後のステージへの移動は、〈次のステージに進む〉と表記されています。
- 直前のステージへの移動は、〈前のステージに戻す〉と表記されています。
この直前直後のステージとは、パイプライン設定のステージ順序の1つ前および1つ次のステージを意味します。担当者の私の担当ステージ画面の並び順に基づく1つ前および1つ次のステージではありません。
パイプライン設定のステージ順序の1つ前が1番ステージのとき、直前のステージとは1番ステージを示します。同様に、1つ次のステージが最終ステージのとき、直後のステージとは最終ステージを意味します。
直前直後のステージが移動先の場合、自分が担当ではないステージへもドラフトを移動できます。ただし、自分は移動先のステージの担当ではないため、移動後のドラフトにはアクセスできません。上記の例では、以下の通りとなります。
- 担当者Aが、1番ステージ(ステージング)にあるドラフトを、〈次のステージに進む〉ボタンを操作して移動させると、ドラフトは、直後の2番ステージ(メタデータ編集)に進みます。担当者Aにとっての次のステージ(メタデータ審査)ではありません。なお、移動後のドラフトは、担当者Aには非表示となりアクセスできません。
- 担当者Aが、3番ステージ(メタデータ審査)にあるドラフトを、〈次のステージに進む〉ボタンを操作して移動させると、ドラフトは、直後の最終ステージ(最終レビュー)に進みます。担当者Aは、最終ステージの担当者でもあるため、最終ステージから移動後のドラフトにアクセスできます。
- 担当者Aが、3番ステージ(メタデータ審査)にあるドラフトを、〈前のステージに戻す〉ボタンを操作して移動させると、ドラフトは、直前の2番ステージ(メタデータ編集)に戻ります。担当者Aにとっての前のステージ(ステージング)ではありません。移動後のドラフトは、担当者Aには非表示となりアクセスできません。
任意のステージへの移動
1番と最終ステージでは、ドラフトの移動先ステージを指定するアクションバー(灰色のバー)には、任意のステージを移動先として指定する〈ステージを選択〉ボタンが表示されます。
1番、最終ステージへの移動
1番ステージから最終ステージへのドラフトの移動、および最終ステージから1番ステージのドラフトの移動は、移動先が自分の担当では無い場合でも、移動先として選択できます。例えば、1番ステージの担当者が最終ステージの担当者ではない場合でも、ドラフトを1番ステージから最終ステージへ移動できます。同様に、最終ステージの担当者が1番ステージの担当者ではない場合でも、ドラフトを最終ステージから1番ステージへ移動できます。
公開済み、却下済みステージへの移動
1番ステージや最終ステージから、ドラフトを公開済みステージや却下済みステージに移動できます。公開済みおよび却下済みステージへのドラフトの移動は、常に任意のステージとして移動先を選択して操作します。
2番~最終の1つ前ステージへの移動
自分担当するステージのみ移動可能です。(自分が担当しないステージは選択肢に表示されません。)
ドラフトを公開済みステージに移動すると
ドラフトを公開済みステージに移動すると、ドラフトの内容をカタログに公開することを承認することを意味します。ドラフトは変更処理毎かつアセット毎に生成されていますので、つまり、カタログのアセットに対する変更が公開されます。公開後のアセットの状態は、ドラフトの変更の種類によって異なります。
- 種類が作成
アセットがカタログに新規作成されます。 - 種類が更新
アセットのメタデータが更新されます。 - 種類がアーカイブ
アセットがアーカイブされます。 - 種類がアーカイブ解除
カタログでアーカイブされていたアセットが、アーカイブ解除されます。 - 種類が削除
アセットがカタログから削除されます。
留意事項
以下は、2026年7月現在の制限事項です。詳細はサポートにお問い合わせください。
変更の種類がアーカイブ アーカイブ解除 削除の問題
発生する問題
ドラフトの変更の種類がアーカイブ アーカイブ解除 削除のとき、本来は移動できないステージが移動先として選択できる問題が発生します。ドラフトの移動先ステージを指定するアクションバー(灰色のバー)に、移動先として操作できないボタンが表示され、操作できてしまいます。下記は予期せぬ動作のため、この動作に基づく操作を実行すると、パイプラインがドラフトを正しく扱えない場合があります。
- 1番ステージで、〈次のステージに進む〉ボタンが表示され、ドラフトを直後のステージに進めてしまう(予期せぬ動作)
- 最終ステージで、〈前のステージに戻す〉ボタンが表示され、ドラフトを直前のステージに進めてしまう(予期せぬ動作)
- 1番、最終ステージで、〈ステージを選択〉ボタンを操作すると、2番~最終の1つ前のステージを選択することができ、ドラフトを2番~最終の1つ前のステージに移動させてしまう(予期せぬ動作)
- 2番~最終の1つ前のステージでドラフトを表示し、かつ、ドラフトを選択すると〈前のステージに戻す〉、〈次のステージに進む〉ボタンが表示され、ドラフトを直前直後のステージに移動させてしまう(予期せぬ動作)
※ドラフトの変更の種類がアーカイブアーカイブ解除削除のとき、2番~最終の1つ前のステージでドラフトが表示されてしまうこと自体が予期せぬ動作です
回避策
ドラフトの変更の種類がアーカイブ アーカイブ解除 削除のとき、ドラフトの移動は以下の操作のみとしてください。これらの操作は、製品の仕様に基づき、担当者が実行可能な操作です。
- 1番ステージでは、〈ステージを選択〉ボタンから、以下のいずれかのステージを選択してください。
- 最終ステージ
- 公開済みステージ
- 却下済みステージ
- 最終ステージでは、〈ステージを選択〉ボタンから、以下のいずれかのステージを選択してください。
- 1番ステージ
- 公開済みステージ
- 却下済みステージ
1番ステージが判別し難い
1番ステージは特別なステージですが、私の担当ステージ画面ではアイコンが表示されないため、2番~最終の1つ前のステージと判別し難い表示となっています。1番ステージでの操作はユーザー定義ステージとは異なるため、管理者は、1番ステージのステージ名を判別し易いものを設定することを推奨します。