4. 共通基盤環境のセットアップ

Metadata AgentおよびIntelligence Agentで使用する共通基盤環境のセットアップについて

はじめに

Quollioが提供する各種Agentは、AWS Batchを中心としたAWSリソース群で構成されており、それらを「共通基盤環境」と「Agent本体」の2つのAWS CloudFormationのテンプレートを使用して環境構築を行います。

本ガイドでは、「共通基盤環境」のセットアップを行います。共通基盤環境は、1AWSアカウントにつき、基本的に1つ構築が必要です。

CloudFormationテンプレートのご利用には、Quollio Data Catalogへの事前登録が必要です。詳しくは、お問い合わせ | 株式会社Quollio Technologies ページよりご連絡ください。

前提事項

Metadata Agentを構築する前提として、以下のAWS環境が構築されているか確認してください。

  • Agentのデプロイ先とするVPCとサブネットが構築されている
  • そのVPC・サブネットから対象のデータソース及びQuollioの環境へネットワークが疎通している

CloudFormationスタックの作成

はじめに、Metadata AgentをデプロイするAWSアカウントへログインします。下記のリンクをクリックし、CloudFormationスタックの作成画面を開きます。

以下の表を参考に必要なパラメータを入力し、スタックを作成します。

パラメータ名 概要
AwsBatchRouteTableIds PrivateLinkで使用するルートテーブルID。 "AwsBatchSubnetIds" で指定したサブネットに関連づけられているルートテーブルを選択。(複数選択可能)
AwsBatchSubnetIds
【必須】 AWS Batchを実行するサブネットID。"AwsBatchVpcId" で選択したVPC内のサブネットを選択。 (複数選択可能)
AwsBatchVpcId
【必須】 AWS Batchを実行するVPC ID。対象のデータソースにアクセス可能なVPCを選択。
CompanyId
【必須】Quollioが提供するテナントのID
CreatePrivateLinkXXX 選択したVPCに作成するAWSサービス用のPrivateLink
ResourcePrefix
作成するAWSリソース名につく接頭辞。デフォルト値は "quollio-metadata-agent"

データソースがプライベートサブネットにある場合

RDSやRedshiftといったデータソースがプライベートサブネット内に存在する場合、データソース側のセキュリティグループにて、Metadata AgentセキュリティグループIDに対してポートを解放する必要があります。基盤環境のスタックの 出力 から SecurityGroupId の値をコピーして控えておきます。

VPC設定の画面より、データソース側のセキュリティグループを開きます。こちらのインバウンドルールにて、先ほど控えたMetadata AgentのセキュリティグループIDを ソース に指定して、データベースのポートを開放します。

以上で共通基盤環境のセットアップは完了です。