Metadata AgentおよびIntelligence Agentで使用する共通基盤環境のセットアップについて
はじめに
Quollioが提供する各種Agentは、AWS Batchを中心としたAWSリソース群で構成されており、それらを「共通基盤環境」と「Agent本体」の2つのAWS CloudFormationのテンプレートを使用して環境構築を行います。
本ガイドでは、「共通基盤環境」のセットアップを行います。共通基盤環境は、1AWSアカウントにつき、基本的に1つ構築が必要です。
CloudFormationテンプレートのご利用には、Quollio Data Catalogへの事前登録が必要です。詳しくは、お問い合わせ | 株式会社Quollio Technologies ページよりご連絡ください。
前提事項
Metadata Agentを構築する前提として、以下のAWS環境が構築されているか確認してください。
- Agentのデプロイ先とするVPCとサブネットが構築されている
- そのVPC・サブネットから対象のデータソース及びQuollioの環境へネットワークが疎通している
CloudFormationスタックの作成
はじめに、Metadata AgentをデプロイするAWSアカウントへログインします。下記のリンクをクリックし、CloudFormationスタックの作成画面を開きます。
以下の表を参考に必要なパラメータを入力し、スタックを作成します。
パラメータ名 | 概要 |
AwsBatchRouteTableIds | PrivateLinkで使用するルートテーブルID。 "AwsBatchSubnetIds" で指定したサブネットに関連づけられているルートテーブルを選択。(複数選択可能) |
AwsBatchSubnetIds |
【必須】 AWS Batchを実行するサブネットID。"AwsBatchVpcId" で選択したVPC内のサブネットを選択。 (複数選択可能)
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AwsBatchVpcId |
【必須】 AWS Batchを実行するVPC ID。対象のデータソースにアクセス可能なVPCを選択。
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CompanyId |
【必須】Quollioが提供するテナントのID
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CreatePrivateLinkXXX | 選択したVPCに作成するAWSサービス用のPrivateLink |
ResourcePrefix |
作成するAWSリソース名につく接頭辞。デフォルト値は "quollio-metadata-agent"
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データソースがプライベートサブネットにある場合
RDSやRedshiftといったデータソースがプライベートサブネット内に存在する場合、データソース側のセキュリティグループにて、Metadata AgentセキュリティグループIDに対してポートを解放する必要があります。基盤環境のスタックの 出力 から SecurityGroupId の値をコピーして控えておきます。
VPC設定の画面より、データソース側のセキュリティグループを開きます。こちらのインバウンドルールにて、先ほど控えたMetadata AgentのセキュリティグループIDを ソース に指定して、データベースのポートを開放します。
以上で共通基盤環境のセットアップは完了です。